本日は120本バットを振りました。
『手仕事の日本』を読んで、バットを振っていますが、
この本によれば、手仕事は衰退してるが、外国に比べて日本はまだ残っているというのです。
そして今、世間では、日本は手を洗う文化があるので、コロナ被害が少ない、と言われます。
例えば、
職人が、手仕事に夢中になっているとして、「お父さん、昼メシできたで」
と声がかかる。
「よっしゃ、今行くわ」と答えて、先ずやる事は、食卓につく事ではなく、
食卓を通り過ぎて流し台へ行き、手を洗って、食卓へ引き返す。
という光景が浮かびます。
外国でも、手職人家庭では同じと思いますが、靴は履きっぱなしでしょう。
要するに私は日本に生まれ育って、ホッとしています。油断は禁物ですが。
それではバッティングコーナーというか、文武両道のコーナーです。
本日の文豪スイングは青空文庫より
『手仕事の日本』
第何回目か忘れました。
コロナ対策で半分弱しか働けていない今日この頃。
「仕事とは?」これを考える一環としてこの書を読んでいますが、まだ前書き部分です。
箇条書きにしてバットを振りました、【数字】は振った累計です。
手が機械と異る点は【5】本スイング
手仕事は心と繋がれている【10】
機械には心がなく【15】
手仕事に不思議な働きを起させる【20】
手はただ動くのではない【25】
奥に心が控えている【30】
これがものを創らせたり【35】
働きに悦びを与えたり【40】
道徳を守らせたりする【45】
これこそは品物に【50】
美しい性質を与える原因である【55】
それ故手仕事は心の仕事だ【60】
素振り終了。
これらの言葉の中で、
「奥に心が控えている」
というのに感銘を受けました。
文章も良いですね。
月並みな文章なら
「心が込められている」
となるでしょう。
「バットを振るとき心を込めろ」
より
「バットを振るとき心を控えて置け」
の方が何か変化球や配球に対応出来そうな気がします。
私ごとですが、今までの仕事は、マンションの販売と、ホテルのフロントの2種のみ。
どちらも「口」仕事ですが、住宅販売は「頭脳」も相当必要です。
ホテルは常連さん以外は、セリフが限定的で手仕事には遠いです。
反省として、もう少し真心のある接客を追求できたかも知れません。
しかし今回のコロナの前ではどうしょもありませんが。
バブル崩壊で住宅を辞め、まさかのコロナウィルスでホテルを辞めかけいるとは。
しかし『手仕事の日本』という書物があり、バットもあるというのは、
不幸中の幸いだと思っています。
『手仕事の日本』 柳 宗悦
「そもそも手が機械と異る点は、それがいつも直接に心と繋がれていることであります。機械には心がありません。これが手仕事に不思議な働きを起させる所以だと思います。手はただ動くのではなく、いつも奥に心が控えていて、これがものを創らせたり、働きに悦びを与えたり、また道徳を守らせたりするのであります。そうしてこれこそは品物に美しい性質を与える原因であると思われます。それ故手仕事は一面に心の仕事だと申してもよいでありましょう」
2020/04/27 素振りの本数 : 120 本
文武両道スイング📚
02:03 +60 本
📝📝📝📝📝 📝
『手仕事の日本』
素振り収穫祭🎑
12:03 +30 本
☕️☕️☕️アサヒ ミンティア
コーヒー