素振り文武両道

バットの素振りが11年7ヶ月で59万本を超えました。

文豪スイング11 六甲颪のこと

本日の素振りは、50本でした。


2020/02/25 素振りの本数 : 50 本
文武両道スイング📚
21:40 +10 本
😁「楽しい」連呼


ひたすらバットを振るごとに
「楽しい」と口にしています。


21:47 +40 本
📝📝📝📝文豪スイング
『荒磯の興味』佐藤惣之助


これは文豪の文章を読みながらバットを振りました。


佐藤惣之助さんは、特別な存在です。


45年ほど前、『阪神タイガースの歌』という関西で有名な歌を、必死で覚えていた記憶がありますが、

 

(『六甲颪』とも言いまして、これを歌うと私は大根おろしを食べたくなります)


作詞家はこの人という事は当時は知りませんでした。


知ったのはもうかなり後の事です。


作曲の方は、古関裕而さんで、当時歌番組の審査員として、テレビに出演されてましたので、まもなく知るところとなりました。


やはり「惣」という漢字が読めないのが原因で、作詞家の事は避けて通っていたのだと思います。

 

青空文庫より
『荒磯の興味』 佐藤惣之助 

「荒磯の春というものは、地上がまだ荒涼としている冬の内に、もうそろそろやって来ているのである。海草の芽は冬の内に生える。そしていよいよ陸上の春が来て、人間が春の磯遊びにゆく頃には海草もかなりのびて、新芽を喰いに来た魚族は更に深みへ移り、温い潮につれていろいろに移動する」


荒磯の春❺
地上、荒涼、冬の内❺
やって来ている❺
海草の芽は冬の内❺
そしていよいよ陸上の❺
人間が春の磯遊び❺
新芽を食いに来た魚族❺
深み、温かい、潮❺


数字はバットを振った数です。


荒磯の春が地上より早いというのには、驚きました。


さて、この文章の単語を眺めてみると、対比が多いです。


荒磯と地上
春と冬
海草と陸上
人間と魚族


こういうのは読みやすいです。


この最後の方の、
「深み、温かい、潮」


と、さんずい偏がリズムよく続くのが味わい深いです。


時間が無くなりましたので、これで終わります。