2020/03/18 素振りの本数 : 50 本
文武両道スイング📚
18:19 +50 本
📝📝📝📝📝文豪スイング
『人格の養成』 新渡戸稲造
本日は50本バットを振りました。
「久振で東京」と言って➓本振り
「休むつもりであッた」➓
「定めし何か」➓
「御馳走」➓
「二階の階段」➓
これで計50本バットを振りました。
この中で、「御馳走」の「馳」は書けないと思い、どうすれば良いか考えました。
偏とつくりに分けると、「馬」「也」です。「うまいなり」と読めます。
これで数ヶ月は忘れないでしょう。
「走」は御馳走にありつく為には、走ッて行かないと無くなるからかな。
馳せて走るのだから、かなりのスピードが必要でしょう。
偶然にも連続でお札になった方々です。さすが文豪です。
青空文庫より
『人格の養成』 新渡戸稲造
「久振で東京へ帰ッて参りまして、安心して休むつもりであッたところが、突然お呼出しになりまして、定めし何にか御馳走でもあるじゃろうと思ッて来たところが、二階の階段で演説をという命令である。台湾から帰ッたばかりで」
私なら「久し振り」と送り仮名を付けますが、凡人だからなのでしょうか?
また「きゅうしん」と読みそうで、審判か、お薬か、急性心不全のことかと思いました。
「帰ッて」漢字と片仮名と平仮名を使うのは芸術的です。
そして
「あッ」ということらしいですが、読者の私も「あッ」となりました。
小さい「ッ」は必ず片仮名で行く方針なのか、この時代の人たちは皆そうするのか、どちらかなのでしょう。
「定めし何か御馳走」この言い回しは聞いたことがありますが、関西人は言わないと思います。
「定めし」だけで、定食を想像してしまい「定食?、何か、御馳走か?」
これは関西人は言いそうですね。
「あるじゃろう」これは広島人は得意でしょう。
「思ッて」やはりこの方針を貫くのですね。
「二階の階段で演説」階段で演説とは、どういうことか?
上の方か、下の方か、中ほどか気になりますが。
上の方は講演しているうちに興奮して落ちたら危ないから、やめて欲しいですが、命令とのことで、逆らえないのでしょう。
「台湾から〜」台湾からの帰国なら、多分感染はしてないと思われます。
このように、文豪の文章というのは、危険と安心を上手く混ぜることで、読者を惹きつけるのでしょう。
新渡戸稲造さんを読者登録してみたいです。