文豪スイング　永井荷風『濹東奇譚』

皆様、ご機嫌いかがでしょうか。
本日は【100】バットを振りました。

文豪、永井荷風の『濹東奇譚』
（ぼくとうきだん）
を読みながらバットを振りました。

墨東は今の墨田区の辺りを指す
地名みたいなもののようです。

『あらすじで読む日本の名著3』
より引用。出だしだけ。

「失踪」と題する小説の腹案ができた。
「主人公は種田順平。年五十余歳。私立中学校の英語の教師で、三十歳のとき再婚。後妻の光子は結婚当初は愛くるしい丸顔であったのが、いつか肥満した姿となり、日蓮宗に凝り固まって、信徒の団体の委員に挙げられている。二男一女で家内も騒々しい。種田はもともと気の弱い交際嫌いな男なので、年をとるにつれて家内の喧噪には堪えられなくなる。
《中略》
五十一歳の春、種田は教師を辞め、退職金を受け取ったその日、家に帰らず、行方をくらましてしまった。

下のピンクの10行を3回ずつ
【言ってバットを振り】ました。

永井荷風『濹東奇譚』
失踪と題する小説の腹案。

主人公は50余歳。
中学英語教師で30歳時再婚。

後妻の光子は日蓮宗に凝る。
二男一女で家が騒々しい。

家の喧噪に堪えられず、
種田は51歳で教師を辞め、

退職金を受け取り、家に帰らず、
行方をくらました。